可動産=移動できる建物
一般的なマンションや一軒家などの建物は動かすことができない資産なので「不動産」と呼ばれます。
しかし、建物の中には車で牽引したり船に乗せたりして移動させることができるものもあるのではないでしょうか?
有名なものだと次に挙げるような建物が当てはまります。
- トレーラーハウス
- コンテナハウス
- タイニーハウス
- ユニットハウス
また、これらに当てはまらない個性豊かな動く家も世の中にはたくさんあるのです。
それらの移動できる建築物をまとめて、動かすこともできる資産「可動産」と呼んでいます。
(なお、本サイトではキャンピングカーのような自走機能を備えた住宅は建物ではなく車として捉え、可動産とは区別しています。)
日本に可動産文化を広める
土地に縛られない建物は自由な生き方や斬新なビジネスを実現します。
自由の国アメリカでは、災害や金融危機によって多くの人が家を失ったことで、住まいに対する価値観の変化が訪れています。
経済的な豊かさの象徴として大きな家に住むのではなく、変化に柔軟に対応できる小さくても豊かな暮らしを求める潮流ができているのです。そして、その最先端に移動式住居があります。アメリカでは移動式住居が1つのトレンドになっています。
日本ではどうでしょう。
まだまだ街中で可動産を見かける機会は少ないと思います。
日本は災害大国とはいえ、1つの会社に勤め上げる仕事文化からして移動する暮らしというのは難しかったかもしれません。
しかし、近年は「個」の時代として転職や独立が多くの人の選択肢に入るようになっています。そこにコロナショックによる仕事のリモート化が重なりました。
今こそ日本で移動する住文化が脚光を浴びるときなのではないでしょうか。
日本には広くは知られていませんが、すでに多くの可動産が存在します。
移動性に特化したものや、居住性を重視したもの
無駄を省いた小さなものや、ユニットを連結して大きな建物を作れるもの
デザインのレパートリーは無限大。
それらの可動産の情報を集め、興味を持った人が集まる場をつくることで可動産文化を日本に広げます。