日本で流通しているキャンピングトレーラーはヨーロッパ産、アメリカ産、国産のいずれかであることがほとんどです。では、どのようにそれらを選んでいけば良いのでしょうか。
今回は産地ごとのキャンピングトレーラーの特徴と、それぞれでおすすめできる場面をご紹介していきます。
移動性に優れるヨーロッパ産
ヨーロッパではキャンピングトレーラーは普通車で牽引できて当たり前という文化があり、車へ負担をかけず簡単に移動することができます。キャンピングカーのように頻繁に移動する旅・アウトドア用にキャンピングトレーラーを使う場合にはヨーロッパ産がおすすめです!
日本では750kg以上の車両を牽引する場合には牽引免許が必要になりますが、ヨーロッパ産はその750kgラインよりも軽いものも多いです。
車輪が中央付近に付いている構造から重さのバランスが良く、牽引車との接続部分(ヒッチメンバー)にかかる重さが小さく済みます。普通車はもちろんのこと、軽自動車で牽引できるものも。
今ある大切な車を生かしたいという方や、初めてトレーラーを持つ方にも、車へのダメージを抑えながら牽引できるヨーロッパ産がおすすめできます。
家のような居住性を楽しめるアメリカ産
こちらは北海道で宿泊施設として提供されているキャンピングトレーラーの内装です。このように一般住居に勝るとも劣らない居住性を持つのがアメリカのキャンピングトレーラーの特長です。
したがってアメリカ産のトレーラーは、宿泊施設や別荘など広さや居住性を生かせる用途で特におすすめできます!
先ほどの内装のトレーラーの外見がこちらです。ヨーロッパ産として紹介したトレーラーよりも一回りも二回りも大きいことがおわかりいただけると思います。
日本では移動に牽引免許が必要なことはもちろん、車輪が後方に付いていることから前の部分にかかる重さが大きく、ヒッチナンバーにかかる垂直荷重はヨーロッパ産のおよそ2倍…!
ヨーロッパ産と比べて移動が難しいアメリカ産ですが、重さに耐えられる牽引車をお持ちの方や2台目のキャンピングトレーラーを検討される方には、レベルの高いアウトドアライフをもたらしてくれるのではないでしょうか。
個性豊かでニーズに寄り添ってくれる国産
日本のキャンピングトレーラーはバラエティの豊かさが特長です!
軽自動車で牽引できるお手軽サイズのもの、木造の質感にこだわったもの、ガレージライフを持ち運べるもの、宇宙船をイメージしたものまで・・・
輸入車はどうしても画一化されたデザインのものが店頭に並びますが、国産は多種多様なキャンピングトレーラーから本当に欲しいものを選ぶことができます。
オプションを豊富にそろえている業者も多く、ニーズに寄り添ったトレーラーを提供してくれる可能性は高いです。
トレーラーの見た目や内装にこだわりを持って選びたいという方にはおすすめです。
一方で、キャンピングトレーラーライフが広く定着しているアメリカやヨーロッパの仕様が確立されたトレーラーと比べると、機能性を疑問視して国産を選ばないキャンパーさんもいるようです。実際の使用感もしっかり確かめた上でゲットすることをおすすめします!
今回は産地ごとのキャンピングトレーラーの特徴とその選び方についてでした。
キャンピングトレーラーの実用的な情報をどんどん発信していきますので今後の記事も是非ご覧下さい!
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