代表的な3種類の可動産をご紹介!それぞれの違いとは?

可動産特集記事

普通の家は動かせない資産だから「不動産」と呼ばれますよね?
それに対して様々な動かせる家のことを「可動産」といいます。

今回はそんな動く家=可動産の代表的な3種類、トレーラーハウス、コンテナハウス、キャンピングトレーラーについてそれぞれの特徴と違いを解説します!

トレーラーハウス

車輪付きの土台「トレーラーシャーシ」に家が載って一体化した構造の可動産が「トレーラーハウス」です。
シャーシ部分を車の後部に連結することで、車で牽引して運ぶことができます。

法律的には車両扱いでありながら上下水道の引き込みも可能なものが多く、日常的にトレーラーハウスで暮らすこともできます。アメリカでは約2000万人がトレーラーハウスで暮らしているそうです!

車のように移動し、工事を行わずに設置できる建物という点を生かし、主に短期間利用の事務所や店舗、災害時の仮設住宅として使われています。

コンテナハウス

「コンテナハウス」は海上輸送コンテナを改造して作った住居またはコンテナサイズに合わせて作られた箱形の住居を指します。
トラックのトレーラーに載せて輸送し、現地でクレーン等でつり上げて基礎に設置することで移設ができる可動産です。

トレーラーハウスとは違いシャーシと分離しており、基礎に設置した状態のコンテナハウスは建築物扱いになるため、不動産として登記することもできます。ちなみにあえてシャーシから下ろさず、トレーラーハウスとして設置することも可能です。

独特の質感や不動産として登録できることを生かして、多様な業態の店舗として使われています。

キャンピングトレーラー

「キャンピングトレーラー」は土台無しで居住部分に車輪が直接付いている、「牽引するキャンピングカー」です。
トレーラーハウスと同じく車に連結して牽引できる可動産ですが、画像のように小型のものだと牽引免許無し、軽自動車で牽引でき、移動の手軽さは随一と言えます。

居住空間はトレーラーハウスと比べると狭く、ここで日常的に暮らすというよりは旅行時の寝泊まりに使うことが多いです。とはいえ車中泊に使われる車や一般のキャンピングカーよりは広いスペースを確保でき、長期間の旅行でも苦になりにくいです。

繰り返し移動できる身軽さを生かしてアウトドア用途に使われる他、普段動かしていないときは離れや仕事場として使われることも。キッチンカーや移動販売車としての活用もあり、個人が様々な用途で利用できるお手軽な可動産です。

今回の記事のまとめ
  • トレーラーハウス:車輪付きの土台に家が載った、牽引して移動できる可動産
  • コンテナハウス:海上輸送コンテナ規格の、トラックに載せて移動できる可動産
  • キャンピングトレーラー:車輪と一体化した、個人でも簡単に牽引できる可動産

移動可能な可動産を導入する際には、それぞれの特徴を知って場面ごとに最適な可動産を選ぶことが大切ですね。トレーラーハウス、コンテナハウス、キャンピングトレーラーの具体例については他の記事でたくさんご紹介しているので、そちらもご覧下さい!

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