トレーラーハウス、コンテナハウス、ユニットハウスなどなど。可動産を分類してみました!

可動産特集記事

可動産はさまざまな名称で呼ばれており、それぞれ厳密でなくとも区別されています。
トレーラーハウス、コンテナハウスなど名前を聞いたことがあっても、それぞれどんなものでどんな違いがあるのかは分からないという方もいるのではないでしょうか?
そんな可動産の種類についてこの記事でご説明します!

トレーラーハウス・タイニーハウス

タイヤの付いたシャーシというフレームに載った建物を「トレーラーハウス」といいます。
土地に固定されていないため、法律上「建築物」ではなく「車両」扱いとなり、不動産取得税や固定資産税はかかりません。
キャンピングカーと違って自走機能はなく、車でけん引して移動することになります。750キロを超えるほとんどのトレーラーハウスの移動にはけん引免許が必要で、大型のトレーラーハウスを移動するには専用の車を使うため、プロに任せるのが普通です。

車輪の付いた可動産の中でも、「タイニーハウス」とよばれる小型の建物には、自家用車で手軽に移動することができるものが多いです。住環境としてはトレーラーハウスよりも狭くなりますが、シンプルな暮らしやノマド的な生活にはぴったりです。

コンテナハウス・ユニットハウス

コンテナハウスとは、海上輸送用のコンテナを用いて作られる建物のことをいいます。最近では、建築専用のコンテナを使ったコンテナハウスも増えてきています。
トレーラーハウスとは異なり、基礎工事を行って土地に設置するため、建築物として扱われます。
移動する際にはクレーンを使ってトレーラー(けん引自動車)に積み込んで運びます。もちろん船での海上輸送も可能です。

よく似た建物に「ユニットハウス」というものがあります。コンテナハウスの場合は重量鉄骨造、ユニットハウスの場合は軽量鉄骨造であるというのが一番大きな違いです。これによって耐用年数や価格に違いが生まれます。
どちらも単体で使うだけでなく、上記写真のように組み合わせてある程度自由な設計ができます。

その他

これまでに出てきた4つのいずれにも当てはまらない独自の可動産が日本にもたくさんあります。
例えば、自分で簡単に組み立て・分解ができるドーム、コンテナ規格の木造住宅、荷台に載せて運べる小さな建物、などなど・・・
細かい違いも含めればメーカーの数だけ可動産があると言っても過言ではありません。

可動産の全体像をつかめたのではないでしょうか?
次回もお楽しみに!

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